詠み人知らず
メタルマックスの続編くるうううううううううう!?
電撃文庫・8月の感想1
■橋本 和也×さめだ小判『世界平和は一家団欒のあとに⑧ 恋する休日』  ★★★☆☆
世界平和は一家団欒のあとに⑧ 恋する休日柚島の誕生日を控え、美智乃にそそのかされた軋人はプレゼントを用意する。
一方、柚島はいつも守ってもらっている軋人にお礼をしたほうがよいかと
美智乃に相談を持ちかける。そして美智乃が暗躍した結果、
軋人と柚島は大型ショッピングモールでデートらしきことをする展開に。
そんな折、星弓家を訪れていた祖父・大三郎の部下、煉次が不穏な動きを見せる。
大三郎の亡くなった妻、織花と浅からぬ縁があった煉次は過去の自らの想いと
行動になにか思い残しがあるようだが――。過去と現在の恋が交錯するシリーズ第8弾!

軋人と柚島・・・それは、私が世界で一番行く末を案じているカップルだ。
そうとも!世界で一番だ!2Dから3Dまで全世界で、無論俺自身のそれよりも!
そんな2人についに進展が・・・?私は、2ヶ月前にメルマガでこのあらすじを
知ってから毎晩眠れなかった。私のワクテカ度は今まさに臨界を迎えようとしている!
この巻は恋の核分裂(?)が始まる神巻となるであろう。そんな期待を胸に、いざ!

そんな世紀のカップルの片割れ、軋人は今日も星弓家での身分は低かった。
「あたしのプリンだから!」をちゃんと手をつけない軋人君は偉いなぁw
俺なんてしょっちゅう喰ってたけどね。で、妹は俺には逆らえないからおかんに
告げ口するんだ。そしておかんは俺を怒る。当然俺はちゃんと謝る。鼻くそを穿りながら。
だが、星弓家の場合はこうはいかないよな・・・。七姉ぇのなんか喰った日にゃあ
冗談抜きで殺される。8巻で軋人がここまで歪んで育ってしまった理由が分かった気がしたw

そんなこんなで前回、レギュラー陣最弱の称号を頂いた軋人君は、
作品のトリックスター・美智乃から柚島の誕生日が近いことを知ったのである。
こ、これは・・・!この瞬間。伝家の宝刀が抜かれる音を俺はしっかり聞いた。
ついに抜いたか、古来より斬れぬモノは無かったといわれるあの名刀を!
ここから俺のニヤリグゲージは光速で上昇を始めるのである。以降止まることは無かった。

何事にも怠惰でぐうたらに見えて義理堅い軋人、クールに見えて思い遣りがある柚島。
この2人の絶妙な距離感、これがいいのさ!ちゅっちゅだけが恋人ではないのさ!
互いを「こいつは本当にどうしようもねぇなぁ」と思っている2人、
そこからくる「ほっとけないので仕方なく傍に居てやっている」の感情。
今は、2人がその根元の感情を理解する前だ(いや、ある程度は分かっているけどw
足元がグラついているから、彼らが取る行動はいつも不安定。だからこそ微笑ましい。
そんな曲芸じみた恋愛模様ってのは、見ている者のハラハラ&ニヤリング度を加速させる。
2人が「知った」時の事を考えながら、俺のニヤリングゲージは超必殺技圏内である
3本目に突入するのだ。あとは複雑なコマンドを入れるだけである。

しかし・・・柚島は「操作しやすい」親友だよねw
プライドが高いから、他者から指摘された事は絶対1回では認めない。
今回もそうだ。ハメられたと分かっていても、受けてたってやると宣言した。
もう柚島が負けることが分かっているのにも関わらずだ。だって、彼女は軋人の事が
世界で一番好きなんだからな!その厳然たる事実がある限り彼女に勝利は無いw

柚島の乙女アピールには思わず不沈艦を自負する俺様号も轟沈しかけてしまった。
お、お化けが怖いってアンタ!今までの言動があって、それですか!?w
お化けなんかより怖いもんいっぱい乗り越えてきたってのに、新属性付与とは。
ここにきて二階級特進かよ!今の地位でも十分軋人オトせるのにw

俺も属性付与出来るスクロールが欲しいぞ。
今手元にあるのはキモオタスクロールと変態紳士スクロールしかない・・・w
こんな属性付与したくないぞ・・・ってかもう既に最初から・・・(吐血

そんなこんなで柚島の家で一晩過ごすことになった軋人。
なんだこれは・・・猛獣の檻の中に入れられたウサギ状態じゃないかw
しかし柚島はウサギを狩るのにも手を抜かない、乙女アピールは続くのだ。
手料理というクリティカルヒット間違い無しのアピールを喰らった軋人は・・・
「お前、良いお嫁さんになれるな」と発言。・・・で、でたー!?
軋人さんの形勢逆転の会心のセリフだー!w

これはずっと受け継がれていた伝説の呪文の1つだ。効果は抜群だ!
軋人は何気なく言ったんだけど、案の定動揺しまくる柚島。もうダメだ。
柚島城はもう落ちる。目の前には堀も門も無い裸同然の本丸しかないじゃないかw

そして伝説は加速する。会心の一撃の後に待っていたのは、
「ジュースと間違えてお酒を飲む」であった。これは手料理など見た目・・・
いわば外面の攻撃と違い、内面を穿り出す最高の攻撃と言える。
普段語られない本音、想いの丈。それが波状攻撃となって襲ってくるのだ。
因みに、柚島は絡み酒であった。こういう子はそれか泣き上戸と相場は決まっているのだw

しかし、実際こういう事ってあるのだろうか。俺の場合、めんつゆはあるんだけど、
ジュースと間違えて酔うまで飲んだ事は無い。めんつゆは悲惨だぜ、クるぜあれはw

っだー!もうダメだ!まだ122ページ目だと!?
くそ!残り半分近くあるじゃないか!俺のゲージはもうMAXだぞ!
これ以上読み進められないと思った俺は、少しクールダウンする事にした。
うん、本当に一旦読むのやめたからね?終始ニヤリングとか体が持たないぜw
そこで夕日に「恋って心が変になるって書くんだよー!」と叫び、超必を発動。
ゲージを全消費してから後半戦に望むことした。恐ろしい小説だぜ・・・w

と言う事で後半戦。やっぱ軋人好きだわ。確かに鈍感ではあるが、
ある方面に対しては情熱的にまで敏感で、損得勘定無しに動く姿が素敵だ。
だから柚島も信頼している。彼には2つ目以降の心が無いからな。

美智乃に今は亡き想い人を、軋人と柚島に昔を重ねた煉次が取った行動は、
自分の様な過ちを繰り返して欲しくないと思い、相手に抱いている想いを口に出し、
覚悟を決めて、それに相応しい力を身につけて欲しいと思ったからこそのだろう。
だが、軋人にとっては煉次の不安は杞憂どころが、余計なお世話レベルだった。

また、柚島もそんな関係を望んでいなかった。
あくまで2人は対等。守り守られる関係なんていらない。
柚島は“重荷”になりたいなんて一言も言った覚えはない。
片方がへたっちゃったら、片方が助ける。それでいい。

これが彼女が望む関係だ。軋人もまたそうだ。
うん、2人はとっくの昔に“覚悟”を決めていたんだよな。
口に出さなくても、分かり合えるほどの大きな“覚悟”をね。
「負い目を気にする」生き方なんてまっぴらだといった柚島に惚れ直しました。
まぁ、実生活では柚島のカカア天下になりそうだけどw

柚島や美智乃は、自分が必ずしも守られなければならない存在だなんて思っていない。
有無を言わさずの「守ってやる」は強制であり、相手の気持ちを全て汲みきれていない。
特にこの2人は、自分がそうしたい事とかがまず最初にあるタイプの人間だから、
貫き通したい信念を超えて、頭ごなしに飛んでくるそういった言葉には嫌悪を抱くだろうて。

煉次の想いは素晴らしいが、相手を真の真まで思い遣る心に欠けていたな。
いや、思っているからこそ、ある1つの確信があり、それによって真実が
見えていなかった、見ようとしていなかったのかもしれない。
老婆心とでも言うのか、若者に自分を反面教師とさせようしたが、なに、煉次さんよ。
焦ることはない。彼らはまだ若い、若いから未熟ではなく、若いから伸びしろが沢山あるのだ。

一番近い場所に居て、一番守りたかった人を守れなかった、
想いを伝える事も出来ず失ってしまった・・・。
自分の過去を思い、そうなりかけている彼らの今を歯痒く思ったのは分かる。覚悟、後悔・・・
大事なことだけど、彼らはまだ「明日死ぬかも」と考えながら生きる年でもあるまいて。
煉次に軋人を好きかと聞かれて柚島が出した「まぁ、嫌いではないわね」という答え。
今はそれで十分じゃないかな。彼らの“覚悟”を俺達と一緒に見守ろうぜ。

美智乃に彼氏が出来るのはいつの日なんでしょうかねぇw
今回、美智乃はようやく自分を第三者視点で観れるようになったと思う。
これによって自分は勿論、兄に対する想いにも変化が表れてくるハズだ。

もう1つ。柚島が傷の回復だけではなく、物を直せるようになった。
これってつまり「命を復元できるようになった、またはなりつつある」んじゃないか?
この2点は最終章への伏線な気がしてならないな。軋奈の悲劇はもう繰り返さないで欲しい。
あと、柚島の家族なー。ちょこっと触られてたけど、やっぱり何か影がありそうな予感。

長々と書き連ねたけど、結局何が言いたいかといいますと・・・
「ごちそうさまでした!もうお腹いっぱいです!」、この一言につきますなw
実にいい“休日”でした!世界平和を守るヒーローも、こういったお休みは必要ですもんね。
次回はいつもどおり、世界平和を家族愛を天秤にかける話を期待してますぜ。
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テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌

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