詠み人知らず
どわあああああああああああジャックポット2回目当たったあああああああああああああああああああへええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
電撃文庫・12月の感想1
■竹宮 ゆゆこ×ヤス『とらドラ!⑩』  ★★★★★
とらドラ!⑩春。衝撃の出会い。
ラブレター。共同戦線。電柱キック。
偽乳特戦隊。2DK根性。かぶせたティアラ。
エンジェル大河。くまサンタ。雪山の告白――。
そして、雪舞い落ちる二月。
手を取り合って逃げ出した竜児と大河。
それぞれの想いを胸に、二人はともに未来を切り拓こうとする。
立ちはだかるのは、ままならない世界。ぎりぎりの状況に立たされた竜児の下す決断とは。
竜児と大河の、実乃梨、亜美、北村の、それぞれの想いの行方は――。

激昂す、竜虎の咆哮もいよいよ最終叫!想いを1つにした彼らの前に立ちはだかったのは、
最強にして最後の敵・・・“家族”だった。攻撃手段に窮した2人は逃げをうってしまう。
一見、愚かで、へたれに見えるが、彼らにとってそれは2人で歩いていくという決意と、
巣立ちの宣言だったんだと思う。寒い川の中で闇雲に暴れのたまっていたシーンは、
「MISS!」連発の現実への抵抗として映った。頭より体が先に動いちゃう
竜児達の行動は非常に幼い。間違っていた時に、取り返しがつかなくなる。
でもよ、おうおうおう!そうだよ!皆最初は「MISS!」を連発するもんよ。
どんどん撃って行こうぜ!頭で考えて行動するなんてオトナになってからで十分じゃ。
本能の赴くまま、好きな女を護りたい一心があれば無敵だろうが!あ!?w

やっちゃんの愛は大きすぎる保護欲として竜児は受け取っていたが、
ンなレベルの話じゃなかったんだな。「俺がいなければ泰子は人生をやり直せるのに」
じゃねぇ。やっちゃんにとって竜児は“全て”・・・正真正銘、己の“全て”だったんだ。
その愛の大きさは親だからとか、もうそういう次元じゃない。
偉大だ、偉大すきる。これが人の親というものか。自分を形成する“全て”が、
突然泡となって消えてしまったんだから、やっちゃんが混乱してとってしまった
あの行動も今では理解出来るな。竜児だけでなく、俺も愕然とした。こうべを垂れる思いだ。
彼女は、ずーっと自分の一切を犠牲にして、“全て”である竜児を生かしてきたのね。

そして「母強し」を知った竜児は“全て”である自分が逃げると言う事は、
やっちゃん自身をも否定する事になると気付く。色々あったけど、
女手1つでここまで育ててくれたのは紛れもない事実。それを否定なんて出来ない。
同時に、自分はやっちゃんにとっての“全て”ではあるが、自分の居場所はそこではなく、
大河が居る此処こそが居場所であると思った。俺は、これらの事に直ぐに気付いた竜児の
成長を感じずにいられなかった。暗闇の洞窟にいた竜がここまで天高く飛翔するたぁな!

亜美の部屋(あーみんの部屋・・・ゴクリ・・・w)での4人の会話は、
ボクらのなんちゃら戦争だったな。勝利条件は親の殲滅・・・ではなく、
家族というものへの“理解”と、恋路の開通工事の達成・・・と言った所だろうか。
勝利条件を見据えた竜児は、ここで初めてやっちゃんと向かい合った。
今までやっちゃんは「その必要はない。私が居るから大丈夫」といい続け、
竜児は「1人で勝手に向かい合った気でいた」んだね。なぁなぁで過ごしてきたツケを、
清算する時がやってきた!2人が真に家族となった今、向かう所敵無しである。

で、遂にキスをした竜虎。キス後の特異なやり取りは世界でこいつらだけだろうw
彼らにとって告白とは「想いの丈をぶちまける咆哮」だったんだなw
ようやくタイトルらしくなった!やはり竜虎は泰然としていてもらわなくては!

そんな寒い川の中で暴れる野獣達を見つけたのは、
彼らの咆哮に実は怯え続けていたチワワこと、亜美だった。
何気ない言葉でも真摯に受け取り、深く心に刻む。些細な頼みでも表情には
表さないが親身に。大河達に対して取ってきた行動の一番の理由は、
「自分もそうなりたい、そうしてほしい」から。誰よりも相手を想い、
誰よりも寂しがり屋な彼女は、この理由を飲み込んだまま終わるのかと思っていた・・・。

竜児は自分の問題が解決した後、大河の問題を処理する為に、仲間の反対を押し切って、
あえて彼女を例の家族の下へ行かせた。誰もいなくなった大河の部屋で、
彼女がどれだけ自分達にとって大切であったかを吐露する中、それは突然やってきた。

「あたしはタイガーにまた会いたいっ!あたしはタイガーが帰ってくるとき、
ちゃんとここにいたいっ!あたしは実乃梨ちゃんともっと仲良くしたいっ!
あたしは高須くんともちゃんと仲直りしたいっ!・・・絶交なんてヤだよ!
ずっと友達でいたい!みんなと一緒が楽しい、みんなと一緒がいいよ、
あたしは、みんなが好きだよ・・・!」

・・・うおおおおおおおおお!!!!・゚・(ノД`)・゚・
長かった、本当に長かった。この言葉がどれだけ聞きたかったか。
亜美はどれだけこの言葉を言いたかったか。この言葉を言う為に、
彼女はスタートラインの再配置を提唱したり、輪の中に入る為に助言したり、
近道を通って彼らの前に出ようとしたんだ。でも、彼女の声は誰にも届かず、
近道はそこに居る誰かを蹴落としてからじゃないと通れなかった。
やる事成す事が裏目に出て・・・それでも傷を見せないように頑張って、
大好きな仲間達と別れたくなくて、皆と気持ちを共有したかったあーみん。

これは完璧美人の亜美ちゃんでもなく、モデルでちょっとオトナな亜美ちゃんでもなく、
顔を涙と鼻水でくしゃくしゃにしたブサイクな川嶋 亜美になってやっと言えた言葉だ。
もう1つの想い(最後まで明確に表現するシーン無かったよな?竜児が気付いて、
答えを出すシーン無かったよな?個人的には・・・負け戦だろうと、
きっちり描写して亜美の退場シーンの花道を演出して欲しかった。
でも、竜児と大河の最大最後の問題が前面に押し出された最終巻となっては、
それは蛇足っちゃー蛇足か)は露と消えたけど、最後の最後に彼女が救われて良かった。
亜美にとっては、一番欲しかったものが手に入ったこれこそがトゥルーエンドだろう。

こうなると、心の隙間が無くなった亜美のこれからが非常に気になる所だ。
生まれ変わった彼女はこれからどういう人生を歩んで、一生切れる事の無い絆を
どの様に温めていくんだろう。誰を好きになるんだろう。スピンオフ希望じゃーい!w

大河の問題も解決し、俺達の冒険はまだ始まったばかりだ的なカタチで終幕を迎えた今作。
最初の頃と比べて、皆本当に大きくなったよな。と、ふと、彼らと同じ目線で読み進めて、
同じ想いを抱いていた自分が、終盤は現実にもがく彼らを応援する年長者の目線で
読み進めている自分がいる事に気付いた。俺もその分「進めた」という事だろうか。
彼らが表した喜怒哀楽はこれからの俺の人生に跳ね返ってきそうだ。
うーん、彼らとともに過ぎした時間は大切なものになった感じ。

色々あったなぁ・・・と感慨深くなる一方で、皆これからどういう道を歩むのか
という思いを馳せずにはいられなかった。だってこれだけ濃ゆい面々だぜ?w
北村は兄貴こと、すみれ先輩の背中を追うのだろう。
一度、八方塞となり膝を折った彼だが、「それは違う」と竜児に
横っ面を引っ叩かれ“強さ”を復権したからこそ、すみれを追うと確信している。
その“強さ”の片鱗は、竜児達が亜美宅で、成すべき事に迷っていた時の“戦友宣言”に
表れていた気がした。彼の一点の曇りもないの自信のきっかけを与えたのは竜児なのよね。
北村は知っている。自分がどれだけ支えられてきたかを。
だから大丈夫、もう座ったりしないよな。

能登と麻耶はどうなるだろう。個人的には竜虎より行く末が気になるのだがw
実は奈々子(今巻の扉絵で主要女性陣の中で一番大きいんだなと分かったw)が、
能登の想いを知っているってのが、鍵になってきそうだわ。
奈々子は亜美のように進んで背中を押すタイプではない。高みから庶民を睥睨し、
それ相応の努力や苦労をした者にだけ手を差し伸べるタイプ・・・に見える。
とは言え、女王様気質という訳ではない。口には出さないが、凄く親友を大事にする。
だからこそ、こんな彼女が関わるであろう能登と麻耶の関係が楽しみで仕方が無いw
能登は何度もこけて、傷つくって、そのたびに絆創膏を張り直すのだろう。
それは、北村と竜児が辿ってきた道だ。次は君の番という訳だ!少年!
そんな中、春田はこれからも例の大学生とのほほん、ぱややんするのだろうw

本編はこれにて終幕だが、どうやら短編が出るらしい。
麻耶や兄貴の話が拝めるのかな。そうだとしたら大歓迎だ。

最後に、独神ことボクらのゆりちゃん先生。貴女はどうみても“いい女”でした。
本当にありがとうございました。貴女に素敵な男性が現れん事を願いつつ・・・。
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