詠み人知らず
『HORIZON ZERO DAWN』のシナリオ面白すぎひん?映画にしたらメガヒットするでw
漫画・8月の感想1
■MATSUDA98『ほのかLv.アップ!④』  ★★★☆☆
ほのかLv.アップ!④世間知らず、大人の社会知らずの女子高生(当たり前だがw)の
志賀 穂乃歌がひょんなことから、彼女に一番縁遠い場所とも言える
ゲームという業界に足を踏み入れ、奮闘する様を描いた物語の最終巻。
様々な経験をし、LvUPしてきた穂乃歌。多くの者を仲間にして、
意志と共に装備も整え、いよいよラストダンジョン攻略の開始である。

前巻、ラスボスの痛恨の一撃(発売元であるランクエストがキュービックスに株を
買われ子会社されたことによって、委託製作のゼロフレームの上に造反独立元であった
キュービックスが上に立った事を示す。キュービックスは「わが社の損益に関わる」事を
名目にゼロフレームに口出しし、『ルーンクロニクル』はキュービックス製作の
『クリスタルテイル』の“外伝”として製作発売する事を指示されてしまう)によって
穂乃歌は自分の居場所を見失ってしまう。彼女達に与えられた選択肢は2つ。
1つは条件を飲み、引き続き“外伝”の『ルーンクロニクル』を製作する。
もう1つは全てを捨てる意思を表し、ランクエストとの契約を解消(同時にキュービックスの
傘下からも逃れられる)し、イチからゲームを作る(当然、既にマスコミに発表している
『ルーンクロニクル』の素材は使用不可。製作にかかった時間、資金全てパー)かだ。

どちらの選択肢も飲めない穂乃歌は、逃げをうってしまう。
そしてあろう事か他人の居場所でぬるま湯に浸かろうとする。
同人の世界の素晴らしさを知った衣璃を見て、穂乃歌は「ゲーム製作なんか止めて、
漫画でも描こうかな・・・」と言ってしまう。漫画“でも”・・・それを聞いた衣璃は
逃げるのは結構な事だが、私の居場所を逃げ場にしないでくれと切り捨てた。
まぁそうだよな、ぬるま湯は気持ちいいんだよな。誰だって一度浸かればなかなか出れない。
そして隣の家の柿ほど熟れて美味しくみえてしまうものなんだ。でも・・・うん、そうだ。
「ボスからは逃げられない」んだよ。某大魔王もそう仰っていたじゃないか。

ここにきて「逃げる」という選択肢は最初から無かったんだよ。
俯いていても地面しか見えない、満天の空には輝く星がある。
今回もまた穂乃歌は仲間の助言に支えられて、LvUPする。
ゲームオーバーはいつでもやってくる可能性がある。
けどそれを本当にそう思うか、今がゲームオーバーの時だと
決め付けるかは本人の意思だ。3時間かけてLvUPしたけど即死魔法で死亡、
選択肢を間違えてバッドエンドルート確定、残り一機でラスボス到達も無慈悲な弾幕。
どれも自分が諦めなければゲームオーバーじゃない!何度でも挑戦してやろうじゃない!w

そうして仲間達と共に1つの答えを選択、武器を取った。
それは『ルーンクロニクル』を“外伝”として製作続行するという答え。
これは屈辱的だ。しかしそれ以上にこの作品を待ってくれている人がいる。
これを忘れてはグラフィックが凄かろうが、次世代機だろうが誰も受け入れない。
面白いゲームを待ってくれている人がいる。だったら答えは単純。
「本編より面白い外伝だった」と言わせてやればいい。
昨今、色々な企業の上層部からゲームの根幹を無視した発言が目立つ。
無論、大人の世界の事ゆえ話は簡単ではないがやはり最後に笑うのは
ユーザーの声をしっかり聞けるトコ。そういう意味ではコンシューマーよりも、
PCなどのソフトハウスの方がファンになると楽しかったりする。

どうやら選択肢はこっちの方が正しかったらしく、ラスボスはマスターアップという
会心の一撃によって倒された。スタッフロールに名前が載る感動ってのは、
その立場になってみないと分からないね。めっちゃ感動するんだろうのぅ。
んが、終わりは始まり。穂乃歌のLvはまだ初心者レベルだ。
Lv99になるその日まで彼女の戦いは続くのだ。

俺はずいぶんとEXP稼ぎをサボってしまったようだ。
これを読んで、穂乃歌がいつの間にか自分のLvを越えている気がした。
これではお天道様に顔向けが出来ないな。貧しい村も、攫われた娘も救えない。
錆びた鋼の剣を研ぎ直して、もう一度EXP稼ぎするかな。
バクチ性が高いはぐれメタル狩りじゃなくて普通のモンスターでね!w

ところで、穂乃歌の幼馴染で声優のユウ君が全く登場しなかったのには笑ったなw
これはあれですか、今流行りのフラグクラッシャーというやつですか?w
幼馴染、似たような業界、ゲームで声優募集・・・これはもう、ってな流れだったのに。
書き下ろしっぽいラストのミニ漫画で、穂乃歌との絡みが申し訳程度に描かれていたが、
逆にユウ君・・・いや、彼に淡い初恋をした穂乃歌が不憫だったな。
ユウ君はそんなフラグは綺麗さっぱり忘れてたし。この展開は新しいw

そういえば、この物語は穂乃歌の恋愛面にはノータッチだった。
どう見ても可愛いし、年頃の女の子なのにあえてスルーしているような気がした。
これは原作者の気持ちの表れなのかな。ここまで触れなかったのはある意味凄いと思うw
確かに大人の世界を描く中で、1人恋焦がれてぽよよんのぱややんされてたら、
物語の空気が緩くなってしまいそうだ。今後の穂乃歌が気になるわ・・・w

書き下ろしといえば『未来の予感』は地味ながら感動した。
道は続いていくよどこまでもなお話で、第2の穂乃歌を予感させるほっこり内容です。
そうだよ。皇帝も世代交代を経て、ル●ン高原に屍晒して、最後にラスボス倒したもんな!w
俺も技とかいっぱい覚えて、次の世代に撃破を託そうと思う!よし、EXP稼ぎ行って来る!w

サッカー、HR/HM、本、そしてゲーム。どれも俺の人生には欠かせないわw
就職早々「音楽を作らせてくれないのなら辞めます」と言ったゲームBGMの化身、
面接に遅刻しかけてパジャマで受けるもその熱意・・・“楽しさ”を語る姿に打たれ
採用が決まった原画家、服を買う愛妻を待っていた時に頭に浮かんだのちの神曲を
創り出した作曲家、「私がプレイして鬱陶しいと感じたものは、
ユーザーもこれを望まないだろう」と徹頭徹尾ユーザー視点の名プロデューサー。
彼らの決意が示す通り、ゲームは本当に“楽しい”ものだ。
作る楽しさ、遊ぶ楽しさ。様々な人の人生が詰まっている。
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