詠み人知らず
ぼくはくまたいよう!
電撃文庫・10月の感想1
■甲田 学人×翠川 しん『Missing⑫-神降ろしの物語-』  ★★★☆☆
Missing⑫-神降ろしの物語-「・・・ねぇねぇ、トモ。知ってる?あのケータイの噂。
あ、知らないんだ?ふっふっふ。私ねー、聞いちゃったんだ。
ケータイの怖い話。そう。あのねぇ、ケータイって電波でしょ?
だからね、ときどき悪い電波も拾っちゃうんだって。
死んだ人の声とか、ヤバいやつ」
聖創学院をむしばむ多すぎる数の怪異・・・
その先に待っているのは、“魔女”の望む世界なのか。

Missing最終章だそうです。ケータイのネタは最近の流行りなので、
いまいちインパクトが足りないと思っていたんですが、そこは甲田センセ。
甲田節炸裂で面白かったです。とは言うものの、
まだ「神降ろしの物語」の序章なので、これからに期待です。

個人的に一番面白かった『首くくり』や『合わせ鏡』級の作品を書いて欲しいですな。
典子が悲鳴をあげながら、鏡のかけらを自らの目の中におしこむあのシーンは未だに・・・w
序章なのでそれほどくる描写はなかったけど、あえてあげるなら“魔女”の血を
啜る“使途”のシーンと、ユリが“着信”するシーンかな。この作品って、ゲストキャラは
基本的に死ぬけど、ユリも最後で消えてもうた。トモも多分・・・?

レギュラーキャラだとある意味達観した俊也と“魔王様”空目はいいとして、
亜紀はまたなんかやらかしそうな雰囲気。“出来損ない”になる可能性もあるし・・・。
稜子と武巳はどっちか死にそう?武巳は“魔女”曰く“追憶者”らしいが、
追憶するのか、されるのかで違ってくるよなぁ。いまは摩津方に手を貸してるけど、
それがもとで折角両思いになれた稜子と仲違いするような気もする。

今回詠子の幼少時代と、“魔女”が望む世界はどういうものなのかが明らかになった。
あの恐いまでの無邪気さは幼少時代に培われたものなのかと納得。
文芸部の面々と詠子はどう決着をつけるのか。今のところ圧倒的に
詠子に分がありそうだが・・・。ラストまでもう一息!
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