詠み人知らず
勝ったな。
漫画・9月の感想1
■藤原 ヒロ『会長はメイド様!⑱』  ★★☆☆☆
会長はメイド様!⑱帰国後、碓氷との未来の為に難関大学の受験を決めた美咲、
誕生日には碓氷からまさかのプレゼント・・・♪
そしてメイド・ラテには、星華高校の生徒達がやって来てしまい・・・!?
それぞれが輝きに満ちた未来を歩み始める完結巻!
美咲と碓氷も幸せいっぱいの明日へ!

遂に最終巻です。長かったなー。まさかこんなに続くとは。
あまりに長すぎて、表紙見ても「誰?」ってキャラも多いけどw
つーか、妹ちゃん小さいぞ!w

イギリス編があっさり終わり、久しぶりの学園ライフ描写が帰って来た。
みさきちは3年って事で生徒会長を辞めて、叶が新生徒会長に。幸村じゃないんやな。
しかし、彼女の周りは相変わらずのハチャメチャっぷり。
いいね、何か実家に帰って来た安心感がある。この漫画はこうでないとw
読んでて思ったんやけど、学校が舞台の漫画やアニメの破天荒・天然・ボケキャラとかって、
2階から飛び降りたり、1階無視して2階から登校したりする人外行為するよなw
で、モブキャラとかが決まって「ここ2階だぞ!」って突っ込む。このシーン多くない?w
この漫画もそうだったけど、業界ノルマでもあるんかねw

みさきちに振られた最早名前が思い出せない幼馴染君は、卒業後田舎に帰って農業を勉強するんだと。
碓氷に対して「(イギリスから)帰ってきたら言いたい事あるけん!」みたいに息巻いてたけど、
特にイベントとか無かったわ。彼だけではなく、碓氷の対等なライバルキャラって結局現れなかったなー。
イヤ、ホント彼は最初から最後まで完璧超人だった。みさきちと絡むときはそれがいい方向に生きたけど、
他キャラ・・・特に敵役な男子勢と絡ませた時は、盛り上がりに欠けた感じ。

幼馴染君はみさきちがダメなら妹ちゃんと!と、言わんばかりに作者にフラグ立てられかけてたけど、
田舎帰ります宣言時、俺は心の中で「ざまぁwwwww」と言ってやったんだw
そう、これで俺は彼に完全勝利を収める・・・ハズだったのだが・・・。

次の回の初詣のシーンにて・・・妹ちゃんは「私、ようくん(幼馴染君ね)に見せたくて、
おめかししたんだよ。(お姉ちゃんに振られたし)これからは遠慮なく攻めていくからね」と口走ったのだ。
・・・え?何だコレ。言っている意味が・・・分からな・・・い・・・。
いやいや、まさかそーゆー事じゃないですよね?え・・・?え・・・?ハハ・・・え?

・・・私の記憶は一旦そこで途切れています。
数日後、病院のベッドの上で目を覚まし、続きを読んだ時に確信しました。妹ちゃんは幼馴染君が好きだったのだと。
寧ろ、妹ちゃんの方が最初から好きだったのだと。想い人が実姉に振られ、卒業後は居なくなってしまうと分かったので、
時限であるが故に、こっちから猛アタックを開始したのだと。これはもう認めざるをえないでしょう。
妹ちゃんの幸せの為です。私1人が煮え湯を飲めば済む事。こんなに容易い事はない(切腹)

話はみさきちに戻りますが、彼女は「碓氷の隣に立つのに相応しい女」になる為に難関大学の受験を決意します。
ここで、碓氷のイケメンパワーが炸裂。読者の誰もが思っていたであろう事を代弁してくれたぜ。
「体裁を気にするな」「●●(生徒会長とか)はこうあるべきなんて考えるな」ってね。
そして「他人評価とかどうでもいい」とある意味での止めを刺しますw

そうだよなー。みさきちは物語開始当初からその気負いがあった。
で、無理して何でも1人で抱え込んじゃう(この辺は蒸発した親父が原因の1つなので、
親父編ではココを掘り下げると思ってたのに、ほぼノータッチで少し拍子抜けした)んだよな。
そんなみさきちに“限界”が来るたびに、碓氷が横っ面を引っ叩く役目を担ってきていた。
みさきちは「瀕死になる度に強くなる」某戦闘民族ではないが、その度に大きく成長してきた。

今回もそうではあるが、ラストミッションたる碓氷の一件を2人で乗り越えたから、今までとは重みが違ったな。
なんつーか、やっとみさきちの心の本当の底の底に想いが伝わったっつーか・・・。

その答えが、メイド喫茶でのバイトのカミングアウトでしょう。
物語中盤辺りでこれがバレてひと悶着あると予想していただけに、最後まで引っ張るとは意外でした。
ただ、上記のラストミッションの後だったので、途中でバレるより、良い展開だったな。
最後までバレないなんて展開は絶対看過出来なかったので、コレは素直に評価できる。

しかしながら、連載から数年が経ち、さてどうだろう。
「メイド喫茶で働いている」と言う事がそれ程恥ずかしい事なんだろうかとも思ったw
無論、オタク文化が市民権を得たとは思ってないよ?でも、昔よりかは幾分認知されているのではないかと。
当然、「彼女が生真面目生徒会長だから」ってのがあるから、波風が一切立たない訳ではないだろうけど。

そして最終回。時は流れて10年後。舞台はイギリス、みさきちと碓氷の結婚式。
青春モノではある意味、恒例(?)となっているヤツですな。

みさきちは外交官として世界を飛び回り、碓氷は医者として断絶状態だったウォーカー家に。
祖父と完全な和解はしてないっぽいけど、医者となって病弱な祖父・兄を支えるってのが、
碓氷なりの家への気持ちを表した形なんでしょうね。

みさきちの親友組は、ツインテが作中のままバンド君と結婚、出産。メガネはOLに。
幸村は公務員、叶はフリーターで幸村と同居中・・・ん?同居・・・中?アッーーー!?w

で・・・だ。憎き幼馴染君は・・・妹ちゃんと結婚してた・・・。
作中の年齢から計算すると、23歳で結婚してるわ。妹ちゃん農家に嫁いだんやな。
妹ちゃんが幸せならそれでええわ・・・幼馴染君は末永く爆発しろやw

葵は女装を止めて、デザイナーに。しかもの性格きつかったメイド・ラテのあの先輩と一緒になっちょった。
三馬鹿の1人がこれまたメイド・ラテのウェーブ先輩と一緒に・・・って、世界狭いな、おい!w
残り者達をとりあえずくっつけて見ましたな展開じゃねぇか!w
作中ンな描写一切無かったカップルも多いし、こういうのは・・・漫画だからいいかw

後半息切れ&蛇足感があったものの、初連載で18冊。
アニメ化などのメディアミックスもされたので大成功だったのではないでしょうか。
新作も楽しみですね。みさきちみたいな心底惚れられる騎士的ヒロイン兼主人公が出てくる事に期待!
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:本・雑誌

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