詠み人知らず
勝ったな。
漫画・10月の感想1
■谷川 ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!③』  ★★★★☆
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!③2学期が始まり、早速席替えで出鼻を挫かれた智子・・・。
そして、新学期で待ち受けている最大のイベント・文化祭に
智子はどう立ち向かうのか・・・!
イベント盛りだくさんの2学期編突入!
・・・するのだろうか・・・。

も・じょ【喪女】(名)〔mojyo〕
「も・おんな」とも。定義として、
①男性との交際経験が皆無
②告白された事がない人
③純潔である事
また、ネガティブ思考で自虐的なことが多い。
(対義語⇔リア充)

この作品は華やかなJKを夢見つつ進学するも、やる事成す事ダメダメな黒木 智子(もこっち)の
障害を生涯を負った追ったドキュメント(?)漫画である。ドキュメントであるからして、
かなりガチである。読むタイミングを間違えると結構クる時があるので注意が必要ですw

授業中に何となく「あー・・・いきなりテロリストがやって来て、この学校占拠されないかな・・・」と、
考えたことある人以外は読んではいけない。下手すると一生消えかねない傷を負ってしまうぞ(白目)

2学期が始まって、遂に大きなイベント文化祭が迫ってきた。
ぼっちにとっては非常に辛いイベントである。何つーか、もこっちの時間の潰し方がリアルすぎて泣けてくるw
先程も言ったように、この漫画は“ガチ”だ。流行ってるっぽいしぃ~で、乗ってきた薄っぺらい作品とはレベルが違う。

文化祭編のラストは違う意味で泣きそうになったわw
文化祭実行委員さん(名前失念)のあの行動・・・もこっちを傷つけまいと、
「自分がそういう境遇にある」と気付かせないように接したあの一計は見事。
もこっちみたいな人でも、どこかでちゃんと見てくれている人が必ずいるんだなぁと感動したw

そういえば、クリスマスの話でももこっちパパが、もこっちの悩みに気付いてるっぽいシーンあったな。
電気あんまを片手にBLゲームをしつつ寝オチしてしまった(誤解されそうな状況)もこっちを、
優しく抱き上げてベッドに寝かせてあげるパパンの温かさに・・・ううぅw
この漫画って普段はハートフルボッコなくせに、たまに「ウッ」となるオチ持ってくるから油断出来ない。

そういう意味では、もこっちの弟君もこの漫画には欠かせないキャラだ。
弟君がいて、初めて成立してると言ってもいいくらい重要だよな?
何だかんだ悪態を付きつつ、実の所、姉を心配してるんだよなぁ。
もこっちがいたずらをしても、本気で怒らない所に激しいイケメン臭を感じる。

もこっちはゆうちゃん(中学時代からのもこっちの親友。中学時代は共に中二病であったが、
もこっちと違う高校へ進学し、中二病封印、いわゆる高校デビューを果たした。
同系統に『中二病でも恋がしたい』のモリサマーがいる・・・が、“仮面”の生むという違いはある)っつー
存在にかなり救われてる。自分をある程度知っていて、何を言わずとも“そういう空気”を作ってくれる人。

喪系人間にとって「自分から積極的に発信してないのに、自分の事を知ってくれている人間」って、
最早生きていける理由の1つなんだよ。フツーの人からしてみれば、自分から何も動かないで、
あーだこーだと受動的な人生を渇望するなんて、贅沢だと思われるかもしれないがねw

ゆうちゃんって今のもこっちを、どこまでの関係だと踏んでいるのかなぁ。
電話すれば出てくれる、相談にも乗ってくれる、一緒に遊んでもくれる。
けど、当作品を読んでて何か“壁”を感じる・・・んだけど、冷静になって考えてみると、
それは「ゆうちゃんからではなく、もこっち発信」だと分かる。

もこっちと一緒に屋上で黒い服着てうつーじんを呼ぶ儀式をやっていたゆうちゃんはもう居ない。
・・・いや、居ないように見えているだけなんだよな。ゆうちゃん的には特に深い考えなく、付き合っている。
良い悪いなんてない、もこっちは大切な“友達”。でももこっちはオタ、喪女といった“同類”を求めている。
互いが求めているのは内面と外面。この齟齬が、読んでるうちに変な違和感となって襲ってくるのかなぁとおもた。

斜に構えて、自分と違う人間は異質、変わるとビッチだの何だのと、
結局、体面や見た目を一番気にしているのは他ならぬもこっちなんだよなぁ・・・。
いわゆる「俺は悪くない、俺を受け入れない世界が悪いのだ」理論やね。

本当は、ゆうちゃんという存在はもこっちにとって凄い“チャンス”ではあるよな。
もこっちが反射的に作ってしまっている“壁”を取っ払って、普通に付き合えば感化されて、
今のゆうちゃんまでは行かないまでも、喪女の皮を幾分かは脱げるだろう。

世間にはよ、ゆうちゃんみたいな存在が居なくて、マジで世間と接点がなく、
錆び付いた扉をどうやってこじ開ければいいか分からない、ガチ喪人間だっているんやもんな。
この漫画って喪女のダメさ加減、面白さ等を面白おかしく、時に鬱っぽく描く漫画なのに、
変に考えさせられる時がある。そうなると、何か負けた気がしてモヤモヤするわw

さて、この漫画のタイトルは『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』であるが、
今んところ「モテない」エピソードよりも、ぼっち&コミュ障系のエピソードの方が多い。
この3巻までで、もこっちが嫌と言うほど残念な子であることは分かった。
ここからどうやって「モテない」にもっていくのか、そもそもその対象は表れるのかw

つーかさ、本人が「可愛いよな私?可愛いのか?少なくともブスではないよな?」と自問する様に、
もこっちって言うほどブサイクではないんだよな。磨けば光るタイプだよな。

但し!アニメから入る人に言っておくが、アニメ級に可愛い事はないからな?w
アニメはかなり、いや、激しく美化されてるからな?うん、美化されて“アレ”なんだからな?w

「てへ☆ぺろ♪」をもこっちがやれば「てへぺろ(呪)」になってしまうし、
某ハ●ヒの長●のような無表情無口系美少女を演じれば、最早人間ですらなくなってしまうけど、
“やり方”・・・そう、もこっちはやり方を知らないだけ。笑い方を、接し方を知らないだけなんだ。
あのゆうちゃんでさえ(?)あそこまで変わったんだぞ、コレだけ努力してるもこっちが
報われないなんて・・・う、うっ・・・「おもろうてやがてかなし」じゃねえか・・・w

だからこそ、某所の“本家”の皆様には「可愛すぎる」と評判が悪いようだけど、
漫画なんだから仕方がない。もこっちが超絶ブサイクだったらココまで売れてないw
もっと言うと、超コミュ障喪女なのに、ある意味でのあの積極性(コンビニやコーヒーショップでのやり取り、
文化祭での手伝おうか等の問答)はおかしいと言えばおかしい。
どうせ喋りかけられると「あ・・・う、ぐじゅ・・・ぶほほ」ってな具合になるんだから、
家でじっとしとけばいいだろと思う。しかしそれではお話にならない、漫画にならないw

チビだし、ガリガリだし、貧乳だし、脳内変態だし・・・。
しかし!しかしである!それでももこっちは女!女なのだ!

この“女”こそが、最後の砦、デッドライン、神が天界より垂らし給うた蜘蛛の糸なのだ。
ここがあるからもこっちはまだ生きていける、あと10年は戦える。もこっちはまだ「持っている方」なんだ。
これだ男っだらどうよ?悲惨だぜ?需要のない存在の末路は・・・ゴミの埋立地だぜ?

まずもこっちは、溢れだす下衆い性欲をどうにかしたほうがいいよなw
俺の様な特異な人種からしてみれば、たまにオッサンが降臨するのが愛くるしく見えるんだけど、
恐らく、一般男性にとっては引かれる対象だと思うわ。乙女ゲーをしすぎるとああなるのかなw
あ、そうそう!もこっちが好きなのはあくまで乙女ゲーね。BLには興味無し。
と言いつつ、作中で『全裸執事』っつーBLゲー買ってたけどね・・・w

あと、卑屈になりすぎたせいか、常人と比べて笑いの沸点と箇所がおかしいのが何とも。
あれは、周りに人が居ると引かれる対象になっちまうからな。しかも笑い方がアブナイ系w
俺としてはもこっちの個性は尊重したいけども、周りに馴染むことも必要だよなw

カバー裏には生物の交尾を見て、「●●ですら・・・」と、もこっちが絶望するシーンが
収録されているのが恒例で、1巻ではネコ、2巻ではカブトシム、そして3巻では・・・。
どこまでも暗黒面に堕ちていくもこっち。嗚呼・・・君は何処へ逝く・・・。
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