詠み人知らず
クアルセプス強すぎワロタwwwwwww
漫画・2月の感想1
■桐原 いづみ『榊 美麗のためなら僕は・・・ッ!!①』  ★★★☆☆
榊 美麗のためなら僕は・・・ッ!!①「僕とお付き合いして頂けないでしょうか!?」。
大学生ながら、高校時代の演劇部仲間と共に立ち上げた
劇団の座長も勤める榊 美麗・19歳。
そんな彼女が新劇団員の中学生、立花君・14歳に告白されてしまった!
律儀で真面目で皆の頼れるリーダー的存在な女子大生と、
礼儀正しく良い子な中学生との恋は問題がありすぎて・・・。

「俺の知っている榊さんがこんなに可愛いわけがない」。
という事で、アニメ化もされ、そこそこ有名な『ひとひら』のスピンオフ漫画。
大学生となった榊さんが、『ひとひら』時代の親友達と劇団を立ち上げる所から話は始まる。

他にも麦チョコ(『ひとひら』の主人公)とか出てくるので、
『ひとひら』を読んでいた方は面白さが増しますが、未読でも大丈夫。
桐原先生はキャラの繊細な心の変化を描くのが上手いので、十分楽しめる。
ある意味で、登場人物皆リア充なんだけど、そこに至るまでの戦いが分かり易く、
納得のいく道筋だから羨望を持って、共感出来るのよね。

『ひとひら』は青春群像劇の色合いが強かったけど、
こちらは演劇要素をほどほどに、あとは悶死必至の恋愛模様をお送りしています。
あの演劇の鬼・榊 美麗をもってしても、「どうしよう・・・舞台に立つ以上に
緊張する・・・!」と言わしめるほどの純粋純真純純純純・・・なお話。

榊さんは『ひとひら』時代、特にそういう話とは無縁(『ひとひら』キャラん中で
一番美人だと思うけどね)だっただけに、「どうした美麗!?w」と問いかけたくなる
萌えっぷりが非常になんというか・・・もう、ヤバイです。ホントにヤバいw

まぁ俺は、麦チョコが甲斐君と映画に来ていたシーンが一番悶えたけどねw
麦チョコの可愛さは勿論の事・・・純朴な甲斐君とお似合いすぎる!
こんな2人組、我が国では既に絶滅したと思っていたぞw
これは早急に保護政策を取らねばならん。

美麗は2人にとって演劇に関して何度も対立し、研鑽しあってきた相手。
立花君といる所にばったり遭遇し、「こ、これは違うのよっ」と狼狽している姿に、
この瞬間、“先輩”の関係が逆転した事に変なおかしさを感じました。

実際、美麗と立花君の関係を知っているのか、1巻終了次点で松本さんと、
麦チョコ&甲斐コンビのみだしね。“後輩”が“先輩”にアドバイスを貰うのは
何もおかしいところはない。もっともっと榊さんがクール顔を崩すシーンが見たい!w

美麗が立花君の母へ「凄くいい子だと思います」と言った時の、
嬉しさと恥ずかしさと・・・若干の落胆を同居したような立花君の表情が印象的だった。
あの時、立花君は何を考えていただろう。いや、何も考えられなかったか。
正直、彼も告白が成功するとは思っていなかったしな。
劇団に入った一番の動機が動機だけに、自分が気持ちを伝えたことで、
好きな人が歩んでいくであろう道の邪魔をしたと、自分を責めたくらいだし。
一生懸命“背伸び”をして、美麗をリードしようとする立花君はまっこと漢である。
ダメモトで最大限の勇気を振り絞った、小さな勇者に拍手を贈りたいぜ!
これから彼が、美麗と居ることでどう変化し、新しい顔を見せるのか楽しみだ。

年齢、経験・・・色々な“差”を感じて、右往左往してしまう恋愛だのぅ。
美麗の何気ない言葉の端々についてる「大人として」のトゲが立花君を苦しめてる。
それはいつしか、「自分は単なる負担にしかなっていない」と思わせちまった。
好きな人だから傷付けたくないと自分を犠牲にしちゃった立花君。

でもその捨て身は、美麗に「本当に彼を愛しているんだ」と気付かせる事に成功した。
美麗がOKした時点では、それが真の恋愛感情かどうか分かって無かった節があった。
恋愛と言うものに対して、“免疫”も、“対抗手段”もないから、
勢いに負けて承諾したような感じがしたもんなぁ。

だけど、全ての責任を立花君が背負い、「ありがとうございました」と、
自分の目の前から遠ざかっていく姿を見て、自然と涙が出た。
うん・・・今度は美麗さんが追いかける番だね?

主役ではないが、野乃さんの役回りが地味に好きだわ。
彼女は美麗を親友だと思ってる。演劇を通して決して切れない絆で繋がってる。
野乃さんが感情をあらわにして、彼女を想い、周囲に毒を吐く姿が微笑ましいw
で、そんな野乃さんにセクハラする上原さんに、
敵意をむき出しにする桂木さんとか、読んでてニヤニヤしまくりw

この漫画『ひとひら』キャラ以外に新キャラもいます。
その中で注目株なのが、松本さん。普段はOLをしていますが、美麗の劇団員の1人。
性格(詳細は本編読んでねw)を治したいと一念発起し、入団したらしい。

美麗と立花君の関係を唯一知る劇団員という事もあって、
野乃さんや理咲を差し置いて、完全にNo.2に収まってるw
美麗に頼られたり、友人とか言われたり、ご飯のお誘いくらいで感涙してて、
可愛いったらありゃしない。普段は根暗で、自分に酔う人間らしく、
いつも独りらしいけど、こんなに可愛いのに周りは何してんだよw
榊さんと立花君の初デートに、会社病欠にして、内緒で変装して付いてきててわろたわw
行動がいちいち可愛い。こんな23歳、世界中探したって見つからねぇぞw

他の劇団の主宰をしていて、美麗劇団の良き理解者(最初はケンカしたけどw)であり、
面倒を見てくれてるセクハラ大好き上原さんが、これから演劇、恋愛両方に絡んできそう。

美麗達が目撃した、街中で女性にビンタされてる上原さん・・・めっちゃフラグ臭いw
その前に、今は上原さんの劇団が半休止中ってあったし、ビンタしてた“女性”の事もあるし、
美麗を巻き込んでひと悶着起きそう。いつもはセクハラ魔人だけど、
演劇の事は誰よりも愛してる。そこら辺が引き金になって絶対誰かと衝突するっしょ。
しっかし、アレだ・・・上原さんいいなぁ。合法的に(?)10代女子大生らに
セクハラ出来るんだから。『ひとひら』キャラはホント、美男美女集団過ぎるよw

立花君のお母さんが何気に凄い。立花君の年齢を考えると、
勉強とかそっち方面に力を入れそうなものだが、立花君の願いを聞き入れて半社会人集団に入れるとか。
作中で立花君本人の台詞から、勉強の方は全く心配ないくらい秀才らしいってのもあるだろうけど。
何事も経験、息子が自分からやりたいと言った事、
と言う感じで立花君のある意味での独り立ち宣言を尊重してるって事かな。
所謂、“手のかからない子”だけで止めてない辺り、なかなか素敵なママさんです。

ただ、お母さんはまだ立花君と榊さんの関係を知らないからなぁ。
そうなった時どういう反応をするのか見物だ。若い(そして綺麗w)お母さんなので、
「キャー!大物を釣り上げたわねっ!?(興奮)」とかいって応援しそうではあるがw
ちなみに、榊家は長女の初彼誕生にお父さん以外赤飯モードでしたw

色々な事に不器用で不慣れな、19歳女子と14歳男子による「演技無し」の恋愛模様。
演劇の様に素晴らしい幕が下ろされるのか、萌えと悶えを提供してくれる良質漫画です。

尚、通常版よりちょっとお高いフルカラー限定版が同時発売になってますが、
表紙は通常版と限定版では違います。限定版はフルカラーという事で、
惹かれはしましたが、表紙は通常版の方が好き(どちらも榊さん)なので通常版を買ったw

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:本・雑誌

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