詠み人知らず
おろろ~
漫画・7月の感想1
■浅野 りん『京洛れぎおん①』  ★★★★☆
京洛れぎおん①「京都いただきマス」。
誰も知らないうちに千年の都が迎えた未曾有の危機!
世界遺産まるごと喰らい尽くす脅威に対抗できるのは・・・!?

「尻尾は任せた!」「俺は顔破壊するわ!」「モ●リ玉忘れました」・・・
という事で始まりました浅野先生の新作です。
お話を誤解を恐れず簡単に説明すると「古都でリアルモンハンしようぜ!」です。

二条、綾部、烏丸、出町柳、祇園、任●堂・・・。
舞台が京都って事で知ってる地名や描写が出てきてニヤニヤしちゃうぜw
舞台が実際にある場所なので、聖地巡礼する人出てきそうw
主人公の鉄汰が二条駅のバスが1時間8本で驚いていたね。
因みにウチんとこは1時間7本だった。負けたぜw

全編を通して、聞きなれた小気味よい関西弁で進行して行くのは嬉しい。
「これは意味通じひんちゃうか」って言葉も枠外で注釈あるので安心やねw
同時連載してる『パンゲア・エゼル』がシリアス路線なので、
浅野先生の真骨頂とも言えるコメディ路線は久しぶりな感じ。

鉄汰やヒロイン(?)の1人である千鳥は『モンスタークルセイド』という
PSPのゲームをしています。ゲームの詳細はカバー裏に記載されていますが、
オンラインでPT4人、モンスターの素材で武具強化、おともアイルーならぬ
おともわんこがいる、クランという猟団のような組織が作れる・・・。
どう見ても『モ●スターハ●ター』です。本当にありがとうございました。

千鳥が激怒した「安全なエリアから一歩も出ずに、他のメンバーが倒したら駆けつけて、
素材だけ剥ぎ取っていく」行為がマナー違反なのには笑った。『モンハ●』もそうだよねw
「行くと死ぬのでBC待機してますね^^;」は最早ネタ文章だもんなぁw

浅野先生本人も本家(G級がダメらしい・・・w)にハマっているらしく、
それを自分の力でアレンジして発信できるのは漫画家さんの羨ましい所かの。
で、そんなゲームにハマっている鉄汰が、変なおっさんに“適正”があると言われて、
無理矢理引き入れられて、別次元からやって来るという謎の生物(?)相手に戦うお話です。

その戦い方がPT(鉄汰と千鳥など)を組んで、攻撃役とナビ役に分かれて戦うってもので、
本当に『モ●ハン』を意識してもらったほうが分かりやすいかと。
だけどこの漫画は戦いパートが主ではない。コメディという事で、
鉄汰のハチャメチャな日常生活パートが主となっています。

そのパートが10年前に連載してた『PONキマ』の空気そのままでテンション上がったわぁw
浅野先生の作品ん中であれが一番好きなのよね。その理由が学校生活描写のテンポの良さ。
バカでどうしようもない主人公、その主人公にあわせる愛すべきバカ同級生達、
それに振り回されるヒロイン、主人公に密かな思いを抱く女生徒の暴走。
そんなコメディ色を殺さない程度に恋愛要素の隠し味・・・。
その時に培ったノウハウがこの作品に生かされてて、
『れぎおん』に登場するキャラも眩しい位に生き生きしてた。
しかもバリバリの関西弁で動くんだもんなぁ。完璧だわw

この日常パートで千鳥の見方も魅力的なものにグンと変わった。
千鳥は浅野作品には珍しいツンツンやきもち焼きキャラなんだけど、
戦闘ではあれだけ暴言吐いておきながら、心の中では「一緒に戦う仲間」が出来た事を
凄く喜んでいたり、他の女の子と親しくしているとあからさまにやきもち焼いたり、
理由も無いのに1人で何でも出来ると強がったり(皆さん経験があるはずですw)、
どれだけ普通とは違うことをしている小学生でも、中身はやっぱり年相応の子なんだなぁと。
それが日常パートで見えてくると、もう千鳥が可愛く見えて仕方なくなりましたよw

鉄汰が「椛(鉄汰の仲間・和助のパートナー。千鳥の同級生)やったら~やのになぁ」って
言うとあからさまに機嫌が悪くなるのが、何ともぽややんのぱややんですなぁw
鉄汰の下宿先に一人娘の紫里(後述する紀ノ川と知り合いで、怪物云々の事は知っています。
だけど、戦う力は無いらしい)って子がいて、鉄汰がかなり意識している事から、
これから千鳥のやきもちパワーが炸裂するのは想像に難くありませんね。ワクワク。

あるクエストに躓いている千鳥が鉄汰に『モンクル』に誘われた時に、
「ううん。今度手伝ってもらえるし・・・」って言ってますが、
その前のシーンで、鉄汰が仲間同士のコミュでTUKUNEというキャラに
難しいクエを手伝ってと言われて週末に約束している事から、恐らくTUKUNEは千鳥ですよねw
つまりリアルでは知らないけど、実はいつも一緒に遊んでるんだねw
鉄汰曰く、TUKUNEは千鳥とは比べ物にならない位礼儀正しくていい人らしく、
TUKUNEも中身が千鳥とは思えないくらい鉄汰のキャラを慕っているので、
お互いがリアルで正体知り合った時の反応が今から楽しみですな。

変なおっさんこと紀ノ川のキャラもなかなか好きよ。
基本何もしないし、お菓子ばっかり食ってて、メールに顔文字とか絵文字入れてくる
ウザオヤジ(おっさんからそういうメールきたら俺も嫌だなw)なんだけど、どことなく憎めない。
緊急時に1人だけ寝坊して、以降鉄汰らのメシを1ヶ月驕ることになったエピソードは笑ったわw
彼は1人で千鳥達を統率してるんかな。なんか組織とか無いのか?つか、何で戦ってるのか。
鉄汰の両親と面識あるのか?等など気になる事が多すぎる。

京都市内に受験に向かう鉄汰を気遣って「“適正”がありませんように」って
鉄汰の両親は何故、異次元云々の事知ってたんだろう。昔戦ってたとか?w
それにしても鉄汰の両親可愛すぎるだろ。今時あそこまで息子を気遣うバカ親いるか?w

鉄汰が『モンクル』完全攻略本を買おうとして、出会ったポニテメガネっ娘・カナデと、
鉄汰が通う学校の美人教師・小野は最後に出てきた敵対組織(?)の一員ですよね。
まさかカナデも実は鉄汰のクランにいるメンバーだったりして・・・?

別次元からやってくるあのスライムみたいなヤツらは何なのか、
それを退治する千鳥達を妨害した謎の集団は何者なのか、
1巻では謎なことが多すぎて、どう転ぶかまだまだこれからですけど、
『PONキマ』風の漫画が戻ってきたことに無上の喜びを感じました。
やっぱ職人さんの漫画は安心して続刊買えるわー。
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック

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